高層マンションに敷かれている専用のフローリングは無垢素材だけでできているのではなく…。

無垢の木は“呼吸している素材”。だから、重症の傷はともかく、完成後すぐ補修することは考えず、少なくとも季節が変わるまでは経過をみて始めましょう。全とっかえではなく床をリペアすることの利点は、小さなリペア実施でおしまいです。値段などの負担を減らすと同時に最大限もともとの形までもっていきます。注意散漫のせいでリビングの床に重い物を落として、大事なフローリングに傷を残した苦い経験もあると思います。フローリングリペアという工法で、床にできたキズの補修をしましょう。リペアのプロフェッショナルいわく、工務店で使っているツールと一般人に手に入るツールはどこが違うのかと尋ねたところ、「ほとんど差はない」との答えを耳にしました。水分を含んだ古布で床をごしごしして、傷が小さければしばらく傷が消えてくれて、中程度の場合はかなり見えなくなります。ところが、どうしても傷が薄くならなければ相当ひどい傷と考えます。室内で飼っているペットの排泄物はありがちですが、見過ごすことができないのがウォーターサーバー周りのシミの補修です。フローリングはその性質上、見つかった時には時すでに遅しでシミ汚れできているケースが多いです。特に水気と相性の悪い床は、よく絞った古布で何度も雑巾がけするだけでも悪くなることがあります。それが悪化する前に、しっかりとメンテナンスすることが鍵になります。完全に張り替えするしかないほどのひどいキズでなければ、お店に並んでいる補修剤を使用して補修にチャレンジするほうが値段が安くきれいにできるという利点も忘れてはなりません。高層マンションに敷かれている専用のフローリングは無垢素材だけでできているのではなく、合板と一緒に防音の働きがある特殊材を張って雑音や足音ができるだけ伝わらないようにしてあります。傷を見たくないからといってすぐさま取り替えるのは得策ではありません。ほとんどの傷はリペアできるので、取り替えなくてもその傷をほぼ完ぺきに補修することは簡単です。何年も、重みを支えていたフローリングは繊維がもろくなり沈み込んだようになりがちです。一般に木材は水気をおびると膨らむ性質なので、これをうまく利用したリペア法を紹介しましょう。リビングなどの床に水汚れや傷がつくのは当然として、大きくなってきたらリペア・修繕のプロに理想の補修を発注して気になるキズを消してしまいましょう。世間では日用雑貨店などで修復に必要な道具のセットが並んでいる通り、“床のフローリングのキズのリペア”はありふれた作業と言えます。長年置きっぱなしの家具の重さでフローリングの床がへこんだようにみえるなど、わずかなことで残る手ごわいキズ。大きいものから小さいものまでプロフェッショナルに頼めば大丈夫です。避けられない傷や液体による汚れから傷や汚れに弱いフローリングをきれいなまま保つのに、ワックスがけが必要です。できることなら、1年に2回ほどワックス塗布をするといいでしょう。