小さい傷の際は…。
いわゆる無垢木材は“呼吸している素材”。ということは、ひどいキズ以外は、施工後まもなく補修することは考えず、半年位変化を観察して補修を検討したほうがいいと思います。1年に1回のペースでフローリング床にワックスを重ね塗りすると、細かい傷が残りにくくなります。しかし、物を落下させて大きな傷や深い陥没として残る場合もけっこうあります。全とっかえではなく床をリペアすることがなぜいいかというと、短期間のリペア作業だけでOKです。コストや手間を低くしつつ可能な限り原状に戻します。工務店がもつ能力によって床のリペアをした満足度は千差万別です。専門業者の能力を吟味し、発注する専門業者を決めるのが大切です。小さい傷の際は、キズができた箇所に床に合う色の補修用クレヨンなどをつけて、浮き上がっている分を古布でふき取り、市販のワックスを塗ります。浅いキズなら、一度に7、8個位リペアしてきれいにできるそうです。ですから、業者に頼むのならばらばらに直すのではなく、少なくとも5箇所は頼んでくださいね。床の傷み具合をかんがみて、実績に裏打ちされたリペアの方法で、フローリングの修繕を実施します。小さなリペアから1フロア全体の床の補修も対応できます。ちょっとしたキズであれば、DIY用品売り場でさまざまな「床材用補修カラーや補修キット」が用意されていますので、床にぴったりの色を買い、自分の力で傷ついた床のリペアができます。ソファなどを動かして部屋の模様替えをした時に大事な床が傷になることはよくあります。完全に新築の状態に戻すのは無理ですが、リペアすれば気づかないほどにすることは出来るでしょう。音漏れしないようにいわゆる緩衝材が貼ってあるもの、床暖房が設置できるように特別に加工されたもの、キッチンなどの水廻り用に専用の加工をしたすぐれたフローリングも出ています。交換の費用に比べて割安に作業できる床リペアというやり方は、傷が見分けられない状態まで実現されます。賃貸アパートにふさわしい補修作業に間違いありません。一か所だけ新しくすることは悪くありませんが、同一のフローリング材を見つける手間もあり、同じ商品番号のフローリングでも製造ラインや使用場所に違いで、何もかも同じというのはほぼ不可能にちがいありません。念願のフローリングも施工方法がいまいちだったり不十分だと、お金をかけたフローリングが骨折り損です。施主だったらきちんと敷かれているのがうれしいと思います。床に何かを落っことしてできた軽い傷や、お気に入りの家具にできた傷は、木製ならリペアできると言われています。専門家なら、いろいろなキズの補修が可能です。ただのマイホームの床が憧れのフローリングになることによって、お気に入りの空間に変身するリフォームは、誰にとっても願ってもない瞬間にちがいありません。
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